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R e s e a r c h   s u p p o r t 研究支援

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DLab Challenge 2020

DLab Challenge 採択研究

機械視覚像の実世界へのリアルタイム重畳投影の創出:人間の知覚限界の超越と未来社会創造への貢献

人間の視覚が捉える可視光は、幅広い電磁波の波長域の中ではごく限られた領域に過ぎない。そこで本研究は、この知覚限界を超越することを目指す。幅広い波長域の特徴に応じた新たな“視覚”をオンデマンドで獲得し、生来の五感を着脱することで、他人、動物、植物、人工物の知覚や感覚を体験し共感する技術に資する。この目標に向けて、独自のカメラ技術と提示技術の統合に関する研究を実施する。

研究代表者 渡辺 義浩(工学院 准教授)
共同研究者 河野 行雄(科学技術創成研究院 特定教授・中央大学 教授) (2022年5月1日現在)

エッセンシャルワーカーの在宅勤務を可能にするロボット遠隔制御システムの探求

コロナ禍において在宅勤務が急速に普及する一方、物流・インフラ維持・食料生産などを担うエッセンシャルワーカーは、感染のリスクも抱えながら出勤している。これはモノの移動や作業など環境との物理的相互作用そのものが業務の本質である労働を、遠隔で実現する方法が確立されていないためである。本研究は、遠隔制御可能なロボットの身体とその制御法を開発することで、エッセンシャルワーカーが在宅勤務できる基盤技術を提供することを目指す。

研究代表者 遠藤 玄(工学院 教授)
共同研究者 高橋 秀治(科学技術創成研究院 助教)/長谷川 晶一(科学技術創成研究院 准教授)
協力者(学外) 稲見 昌彦(東京大学 教授)

Exoskeleton for the Mind(Elemi):Augmenting Metacognition with AI/心の外骨格(エレミ):AIによるメタ認知の増強

本プロジェクトの目標は、心の外骨格「エレミ」を開発し研究することである。エレミは、日常的な状況におけるメタ認知を増強するためのAIベースの知的支援システムである。情報社会における日常の課題について人々を支援することがねらいである。

研究代表者 Katie Seaborn(工学院 准教授)
協力者(学外) 大浦 弘樹(東京理科大学 准教授)

アイソトポミクス健康診断法の開発

1つの代謝分子は、その分子を構成する同位体置換分子種(アイソトポマー)の組成の変動として、複数の代謝情報を記録している。本研究では、尿や呼気に含まれる代謝分子のアイソトポマー組成分析によって、代謝情報を精緻に読み解くことで、これまで成功していない非侵襲的な血糖値測定方法やがん検知方法の開発に挑戦する。また、代謝分子のアイソトポマー組成分析による健康状態の把握や病気検知の原理を体系化し、“アイソトポミクス”と呼べる新しい代謝解析手法の創出を目指す。

研究代表者 山田 桂太(物質理工学院 准教授)
共同研究者 田中 利明(生命理工学院 助教)/中川 麻悠子(地球生命研究所 特任助教)

DLab Challenge 試行支援研究

マイクロ/ナノロボティクスによる抗菌作用コントロール

現状多くの抗菌・殺菌作用は薬剤や材料特性によるものであるが、微小な機械構造によっても発現可能であることが知られている。本研究では、そのような微小機械構造にロボティクス技術を応用することにより、アクティブな抗菌作用コントロールを目指す。

研究代表者 難波江 裕之(工学院 助教)
共同研究者 金 俊完(科学技術創成研究院 准教授)

熱エネルギー変換でTRANSCHALLENGE社会をサポート!

TRANSCHALLENGE社会が、どこにいても・どんな環境でも作動する環境を整えるべく、熱エネルギーによる電力供給を,技術的・社会的に可能にすることを目指す。コア技術「増感型熱利用発電」は、半導体内に熱により生成した電荷が化学反応を起こし発電する、新しいグリーンエネルギー利用法で、熱源に「埋めて」使用することが可能である。現在の作動温度は40-100℃、LEDの点灯や液晶ディスプレイの作動等を確認済みである。今後ユーザーの声を聴きながら、社会実装へ加速していく。

研究代表者 松下 祥子(物質理工学院 准教授)
共同研究者 杉原 太郎(環境・社会理工学院 准教授)

半自動移動ロボット操作と視覚拡張を用いたバーチャル外出

ヘッドマウントディスプレイと感覚フィードバックを用いて、自宅から移動せずに様々な場所へ出かけることができるバーチャル外出システムを提案する。ロボットの移動ルートは機械学習を用いて最適化することで、ユーザ自身が考えるよりも新しく、意外性のある体験を提案できるようにする。さらに、ユーザにとって興味深いと思われる事象を発見した場合に寄り道を提案する機能を持たせ、最適解からは得られない新しい出会いを促進する。

研究代表者 金崎 朝子(情報理工学院 准教授)
共同研究者 田中 正行(工学院 准教授)

創造的共同研究が「湧き上がる」研究者間ネットワーク構築の実践的研究

専門性が細分化する今日、分野間の隔たりを越えて創造的な共同研究を生み出していくためには、異分野研究者間の十分な関係性構築の場が必要である。本研究では、オンラインでの交流プラットフォームと定期的なワークショップ開催を中心とした活動を行い、研究者間の対話によって創造的共同研究がその場から「湧き上がってくる」、継続的異分野研究者間ネットワークの構築を試みる。さらに、メンバーを仲介者とすることで異分野間をつなぐネットワークを拡張させていく。

研究代表者 田中 由乃(環境・社会理工学院 助教)
共同研究者 倉科 佑太(物質理工学院 助教)/三木 卓幸(生命理工学院 助教)/中山 一秀(環境 社会理工学院 助教 助教)/佐野 憲一朗(工学院 助教)/佐藤 浩平(生命理工学院 助教)/高橋 仁(情報理工学院 助教)/高橋 秀治(科学技術創成研究院 助教)/三浦 達哉(理学院 助教)/山口 洋平(理学院 助教)