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2050

Future scenario

知識・五感・視点の着脱により、あらゆるものへの共感、体験の共有が可能となる

これまで、知識を習得するには時間がかかったが、これからは例えば脳の一部がチップで入れ替えることも可能になり、学習しなくても知識や記憶が脳にインストール・アンインストールできるようになる。これにより、自分の欲しい知識を短時間で手に入れることができるようになる。さらに五感の着脱により、他者や自然界の動物・静物の知覚や感覚を体験することで共感が高まっていくだろう。また、障害をもつ人の日常生活を体験・共有することで、障害者の使いやすい機器や社会システムを皆で考えていくことも可能になるだろう。

変化のポイント
(これまで)
他者の感覚を理解できず、自己嫌悪したり、うらやんだりする(となりの芝生は青い社会)
変化のポイント
(これから)
他者のアビリティや感覚を体験することで、共感できる(となりの芝生体験社会)

技術的・社会的な課題
(研究課題を含む)

  • 脳とのデータのやり取り技術の向上。
  • プライバシー保護のための強固なセキュリティー技術の向上。
  • 理想を意図的に簡単に手に入れられる社会についての倫理観の醸成・法整備。
  • 安全な記憶チップの開発・運用。
  • 人以外の感覚(動物や静物等)の具現化。

大学に期待される役割
(研究以外)

  • 五感に対する学術的理解を深める。
  • 物質や宇宙・時空などの普段出来ない体験を広く社会へ提供する機関となる。
  • 障害者の支援機器の研究開発を進める場や、企業等と連携した、共感による製品・サービス・システム構築を推進する場となる。